《MUMEI》
交流会について4
「何故そこまでDクラスにこだわるのですか?」


ため息を吐きながら、ジャックが話を戻してくれた


「だって一番接点無いし」


芸術クラスは、元々生徒が滅多にいないから、会えないのは仕方ないし


極道クラスとは、実は意外と、接点がこの後あったりするし


他のS・A・B・Cクラスは、校舎が同じで教室も、近い


だから


多少、強引にでも、不良クラスとはこっちから接点を作るしかねーんだ


「…意外、ですね」

「何が?」

「君は、友達百人作るより、自由気ままに気の合う仲間だけと行動するタイプだと思っていました」


正解


けど


「ま、いろんなヤツと絡むのも、楽しそうだと思ったんだよ」


今回は、誠治さんや楓校長に頼まれてるしな


「つーわけで、改めて、頼む。

今回の鬼は捕まえるじゃなくて、逃げるのが役目だし。

俺の実力、知ってるだろ?」


ジョーカーは


今まで、誰にも捕まらず


毎回逃げ切ってきたんだから


「弟子と本人は違うだろ」

「バカは黙ってろ」×3

「な、バッ…」


やっぱり、キング以外はわかるよな


俺がジョーカーだったって

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