《MUMEI》

『だから…あの日か
ら、僕は一人じゃな
いんです。
ユウリ先生、こんな
話をする僕のコトを
笑いますか?』

真剣な眼差しをユウ
リに向ける白。

『いいえ、白、私は
笑ったりしません。
素敵な話でしたよ、

あのね、白と朱里様
は究極の愛のカタチ
を手に入れたんだと
思いますよ。』


『え、究極の愛のカ
タチ?ですか』


『はい、一つの身体
に重なる二人の想い
お互いに溶け合い融
合して共に永遠を生
きていける。』


…白、私はアナタを
羨ましく思います。
二人の愛は、私と博
士を越えてしまった
のですから…。

博士が造りたかった
ヒトガタノハナは、
白、君のコトだった
のかもしれませんね

ユウリは幸せそうに
笑う白を見て、そう
思う。


『さあ、白。君の様
に幸せなヒトガタノ
ハナを誕生させる為
に、手伝って貰いま
すよ?』


『はい、ユウリ先生
、僕、頑張ります』

午後の柔らかな陽射
しの中、二人のヒューマ
ノイドフラワーは忙しく動
き出した。

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