《MUMEI》 散々文句や不満をぶつけられながらラボのべリアの部屋まで来ると、綾乃とベリアが話していた。 「以上で今日は終了だ。また明日の昼から来い、朝は多分私はまだ忙しいか寝ている。」 「はーい、ありがとうございました。」 「ちょうど迎えも来たようだしな、よう、瀧、それにミツ体はどうだ?」 「どうもないから検査要らないよ。」 「そうか、それは残念だ。」 ニヤリと笑うベリアに心底嫌そうな顔をした後、ミツは綾乃を見た。 綾乃もミツを見た。 「わぁー、綺麗な顔〜、美人系♪水樹綾乃ですっヨロシク!」 ニコニコ笑いながら手を出す綾乃に、 「…真田光雄…、ヨロシク。」 言葉少なに対応し、軽く指先で握手した。 前へ |次へ |
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