《MUMEI》

「満腹〜♪美味しかった〜。」


満足そうな綾乃の前には青い顔した男が二人。


「………そう、良かったね。」


「お前…ドーナッツ十個って…見てるだけで胸焼けするぜ…。」


「え〜、そう?お腹空いてたらこれくらい軽いよ?」

当然のような顔をする綾乃を見て、男二人は顔を見合せ首を降った。


「…んじゃ腹もふくれたし、帰るか?」


「そうだね…何か疲れたし。」


「OK〜、あ、部屋でのおやつ買うからコンビニよってもらっていい?」


「大丈夫か?デブになんぞ?」


「大丈夫!太った事無いし!なんかこれSCのご飯かもって言ってたよ?」


「「…はぁ…」」


「さっコンビニ行って早く帰ろ?」


そうして促されるまま三人は店を出た。

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