《MUMEI》 Frohe Weihnachten.(Geschenk von Santa)Frohe Weihnachten.(Geschenk von Santa) メリークリスマス(サンタのプレゼント) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - こっちの冬は日本に比べるとかなり寒い、位置で言うと北海道よりも北だからだろう。 だけど日本と違ってドサッと雪が降らない分だけちょっとはマシなんだろうけど、その代わり吸い込む空気がキンキンに冷えて咳込みそうになるほどだった。 〜♪〜♪ 「あっ!」 「ん〜ハンディ(携帯電話)」 くるみちゃんを抱きしめていると胸のポケットで携帯が鳴った。 「…はい、ぁ…トリスタンさん…分かりました」 出てみると克哉さんではなく代わりにトリスタンさんから準備が出来たという電話だった。 「よし、帰ろうかくるみちゃん」 「うん、下ろして〜おりえ歩く♪」 携帯を切って抱っこしていたくるみちゃんを腕から下ろすと、その小さい手と手を繋いでほんのり暗くなってきた帰り道を歩いていった。 「ん?」 「なぁに?」 「うぅん、可愛いなと思って♪」 こっちに来た時よりちょっとだけ背が伸びたような気がするくるみちゃんの髪を撫でると、ちょっとむくれた。 「うぅ〜ιくみちゃんはかっこいいんだよ〜!」 「ふふっ///そうだね」 プクッと膨れたほっぺたを触ると、お尻と同じくらいぷよぷよしていた。 「あのねぇ〜ミニョンがね、お菓子先に食べちゃうんだよ〜」 「へぇ〜そうなんだ」 螺旋の階段を上がり、家に帰ってくると玄関のドアを開け、リビングに入るまでの廊下で家履きに履き替える。 普通はそのまま靴で入るのだけど、ジェイミーの部屋の話しをしたら克哉さんがコレを提案したんだ。 くるみちゃんが泥だらけの靴のままベッドに上がったりしていたので、こうしてくれると掃除も楽になるし。 これはジェイミーにお礼言わなきゃいけないな…。 (ジェイミー…) そういえば…最近ジェイミーにも会っていなかった事を思い出した。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |