《MUMEI》 美容指導終わり「ここがどこかわかってて、暴れるつもりですか?」 「言っとくけど、僕は襲ってたわけじゃなくて、美容指導してただけだからね」 「…チッ」 さすがにキングも、ジャックとクイーンの殺気は伝わったらしい うつ伏せになった体を起こすと、ソファーに勢いよく座った 「そんくらい自分でやれよな」 「いや、無理」 ジョーカーになる時に、軽く変装はしてたから、メイク落としくらいはした事あるけど 今回みてーな本格的なのは、初めてだった 「これくらい、覚えなよ。また女装する機会あるだろうし」 「頑張ります」 「ん。 はい、終わり」 クイーンは、俺の顔から手を離した 「おい、化粧はしねーのかよ」 「今日は学園に帰るんだから必要無いでしょ。 僕等と一緒に帰れば問題無いし」 「まぁ、そうですね」 「…一緒」 「ちょっと待て。勝手に話を進めるな」 「何、僕に逆らうの? 完璧なスキンケアを施してあげたこの僕に」 「う…それは、感謝してるけど。 着替え、取りに行きたいし」 特に数少ない、特殊下着はゼッテー取りに行かなきゃ、だし 前へ |次へ |
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