《MUMEI》
ライバル宣言
『遅いな、世良の奴
…。』

いつもの待ち合わせ
場所、総一郎は一人
ごちる。

そんな総一郎の肩を
ポンと叩く人物。

『よ!世良を待って
んの?』

振り向いた総一郎の
目に映る笑顔爽やか
な美男子。

『…はい?』

…誰だろう?見知ら
ぬ美形の登場に困惑
顔の総一郎。

『…あぁ、話すのは
初めてだったかな?
東総一郎くん。俺は
勝山修司。君の一つ
上の先輩だ。』

男は、総一郎の様子
を察して自己紹介を
する。

『…勝山先輩?えー
と、世良の知り合い
ですか?』

『うん、知り合いつ
ーか、まあ、狙って
るつーか…。君のラ
イバルつーか。ねぇ
世良ってさ、良い尻
してると思わん?』

『は?ライバル?え
?良い尻?』

…なんだ?この人?
今、さりげなく変な
事言った?ライバル
?良い尻?え?え?
この人ってホモ?え
ぇぇーー!?

総一郎は、にこやか
に微笑む勝山先輩か
ら慌てて距離を取る

『おや、心外だなぁ
?心配しなくても君
に興味は無いよ。俺
今は、世良一筋だか
らさ。』

『あ、ははは…』

どう受け応えれば良
いのか、総一郎は戸
惑うばかり…。

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