《MUMEI》
あっさり解決2
キキキキキキキキキィッ!


「っ〜!」×4


舌かみそうだから、途中から、悲鳴も出なくなった


実際キングは一回思いっきりかんでたし


「着きましたよ、皆さん」

「…」×4


絶句する俺達に向かって、運転手のジャックは


ものすごく、嬉しそうに言った


「くれぐれも、粗相の無いように。

ここは、ミツさん御用達のお店なんですから。

特に、三バカ」

「な」×3


三バカ呼ばわりされた


キング・クイーン・エースの三人は、不満そうな表情はしたが


ジャックの暴走運転の影響で


体はまだ動いていなかった


俺も、まだめまいするけど


すぐ、シートベルトしめたから、まだマシだった


他の三人は、シートベルト間に合わなかったし


「さあ、コトさん行きましょう」


…うん


手をさしのべてくれるのは嬉しいけど


ジャック


座席から落ちたキング、踏んでるぞ


「さあ」


ゴメン、キング


「…うん」


キングの背中を踏みつつ、車をおりた


だって、ジャックこえーし!

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