《MUMEI》
アニマル 1
アイとマキは車に戻る。アイは発進する前に言った。
「最後はアニマルとホークよ」
「はい」
マキはノートを見た。
「ホークは191センチ、125キロ。アニマルは185センチ、130キロ」
「アニマルは大丈夫だと思うけど、ホークは気が短いから気をつけてね」
「そんな人とは一緒に船には乗れません」マキは睨んだ。
「じゃあ行くわよ」
「聞いてます?」
車は発進した。
「そんな人ばっかりですね」
「でもマキはかわいいから優しくされるわよ。チヤホヤされていいじゃない」
「はあ」マキは大きくため息を吐いた。

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