《MUMEI》
アニマル 5
ホークがアニマルを見る。
「アニマル。いくらタイプじゃないからって、何も話さないのは失礼に当たるぜ」
「シャラップ!」アニマルが睨む。
マキはいきなりタイプじゃないと言われ、複雑な心境だ。
「マキ。安心しろ。アニマルはデブが好きなんだ」
「違う」アニマルは否定した。「女はルックスじゃない。ハートだ」
「ハートとやるわけじゃねえ」
「ストップ」
アイが止めた。しかしホークは喋りまくる。
「男は自分がスリムが好きかデブリンが好きかを、公表する責務がある」
「初めて聞いた」アニマルは呆れた顔で言う。
「オレはスリムでセクシーなイイ女が好みだ。水着で寝込んでいるのを見ると犯したくなる」
「ストップ!」
アイが叫んだが遅かリし。マキはアマゾン行きの断り方を考えていた。
すると、アニマルがマキに聞く。
「マキは、なぜ科学者になろうと思ったんだ?」
「え?」突然質問されてドキッと来た。「あっ…と」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫