《MUMEI》
出発の朝 5
そこへアニマルとホークが登場。マキはアニマルを意識して緊張したが、ホークが笑顔で歩み寄ってきた。
「マキ! グッドモーニングエーブリバーディー、ナイスバディ!」
マキは困った顔をした。
「グッドモーニング」
「朝から冴えない顔だな」
「テメーが品がないからだ」ダスティが絡んだ。
「動物園に品質を注意されるとは思わなかった。ガハハハ!」ホークは空を仰いで笑った。
「だれが動物園だ?」ダスティが怒る。
「やめましょう」
マキが止めようとしたが止まらない。
「人間は俺様くらいだろ。あとは狂犬に猛牛にゴリラに豚。動物園じゃねえか。ガハハハ!」
「アニマル」マキが泣き顔で助けを求めた。
「よせホーク」アニマルが言った。
「アニマルは名前がアニマルだからそのままだ。しかしアニマルは野生の動物だな」

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