《MUMEI》

その彼の手を撫でながらそっと彼のモノに手を添えると、彼のモノを握り被っている皮を引っ張る。

「やっ、痛たたッ///なにしてるんですか!」
「痛いんだったらどうにかした方がいいんじゃないか?」
「ぅ…でも…」

アキラは慌てて俺の手を避けると、両手で自分のモノを守るように隠してしまった。

「手術ですか…あれ…恐そうだし…」

俺は…気付いたら剥けていたのでそんなに不便は感じなかったから、アキラの苦しみは理解出来ないのだろう。

でも、やっぱりそのままにしておくのはあまり良くないような気がした。

「やっぱり…しなきゃダメかな…」

気落ちしたような声で下を向いているアキラの肩を撫でると、ふとある事に気が付いた。

「アキラもしかして…私の思い違いかもしれないが…」
「何ですか…」

アレがそんな状態…という事は…。

「…どう」
「ち、違う!!」

”童貞”と言い終わらないぐらいのタイミングで間髪を入れずにアキラが必死に否定してきた。

「そうなのか…」
「あっ、いやその///」

てっきりモノはそんな状態だし、彼の外見はほぼ女性のようなので女性経験が無いのかと思っていたので、その返答は意外だった。

そりゃまぁ…男なら経験ぐらいあるだろう…。

「…こんな僕…嫌ですか?」
「そんな事は無い、むしろ安心したよ」

俺の目の前にある彼の髪を撫でながら、彼もその居たのであろう彼女をこうして愛していたのかと…勝手に妄想に耽ってみた。




「克哉さん?」
「ん…何だ」
「あの…///」

アキラが頬を赤く染めた可愛い顔で俺を見上げていた。

ふと目線を下げると、気付かないウチに俺は彼のモノに触れながら手を動かしていたようだった。

「そうだな…私が剥いてやるよ♪」

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