《MUMEI》

「なんだ?

飢えてんのか?」


ニヤリと口端を歪めた将貴に、
真理香は尚も迫る。


「今日、泊まっていいでしょ〜?」


酔っているためか、
真理香の目はとろんと虚ろだ。


不覚にも欲情していた。


最近してなかったしな。


そう思うと同時に、
将貴は真理香の首筋に顔を埋めていた。


「真理香ここ感じやすいだろ?」


必要に鎖骨を舐める。


「うぁ………。」


案の定、真理香は甘い声を発する。


将貴の理性は遠のかなたに行ってしまった。


「今日はもう抑えられねぇから。」


「…うん。」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫