《MUMEI》

ドサッ


将貴は真理香をベッドへ押し倒した。


未だ真理香の鎖骨に舌を這わせたままだ。


今度は唇を攻める。


半開きになった口は容易に舌を滑り込ませることが出来た。


何度も角度を変えたキス。


「ま…さき……。」


真理香の目にはうっすらと涙が浮かんでいる。


頬はピンク色に染まり、身体が熱を帯びているのが見るだけでも分かった。


「どうして欲しい?」


不意に将貴は悪戯心を覚える。


「ん……〜もう!」


真理香はその意図を読み取り、
更に頬を高揚させた。


「抑えられないって言ってたじゃない。」


「気が変わった。

で、どうして欲しいんだ?」


「〜〜〜〜!」


そう言いつつ、今度は耳を攻めた。

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