《MUMEI》 恋愛の極意 3ビリーは笑顔でたたみかける。 「とびきりにかわいい。マキは最高だ。ルックスも文句なしで、しかも聡明で知的。それでいて性格は抜群にいい」 誉めちぎり作戦か。マキは負けまいとバリアを張った。 「マキ。ビリーには気をつけろ」またダスティが足を引っ張る。「ビリーはレスリング技で女の子の手足を押さえてしまう」 「シャラップ!」ビリーが慌てて否定した。「オレは技をそんなことには使わない」 しかしダスティは止まらない。 「手錠使わなくても、二本の脚と片手で女の子の両手両足を押さえつけてしまう。どうする? マキは無抵抗なのにビリーは一本手が空いているんだ」 「作り話はよせダスティ!」ビリーが睨んだ。 マキは口をすぼめると、「セクハラですよ」と呟き、その場を離れた。 「バカ、テメーのせいだぞ」スタンが言った。 前へ |次へ |
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