《MUMEI》 梧城との電話「ああ、すまんすまん。」 口ではそう言いつつも、 電話越しにクック…と、笑い声が聞こえる。 「逆に優等生ぶった姿の方が動きやすいだろう?」 「一理ありますね。 でも授業……。」 そう、まともに授業を受けたことのない将貴にとって、 これは苦痛でもあった。 「そんくらい我慢しろよ。」 「う…はい…。」 「で、話したいことはそれだけか?」 「ちょっと待って下さい。」 電話を切ろうとする気配に慌てる将貴。 「もう一つあります。」 「なんだ?」 「ワイルドチルドレンの奴等、どうやら俺を狙っているみたいなんですよ。」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |