《MUMEI》
メガバトル 4
スタンが歩きながら話す。
「アニマル。オレが奴を叩きのめしている間にマキを救出しろ」
「いや、やはりオレがぶちのめす」
アニマルも行こうとすると、ビリーが止めた。
「マキを救出して安全な場所へ連れて行くのはアニマルが適役だ。それともその役をダスティに任せたいのか?」
「それはダメだ」
「どういう意味だ?」ダスティが真顔で聞く。
そうこう話していると、スタンが何の躊躇もなく歩み寄り、オランウータンのボディにキック!
屈んだところを脳天にエルボー。さらに頭を掴んだ顔面に膝蹴り!
オランウータンはダウン。
「ツエー」ホークは喜んだ。
アニマルは、マキの表情を見て足が止まった。オランウータンがやられているのを、痛々しく見ている。
スタンは首投げで叩きつけ、脳天にエルボー。首筋に後ろからキック!
調子に乗るなとばかり、オランウータンは怒りの声を発すると、チョップ。
スタンは笑った。
「何だそのへなちょこなチョップは。チョップっていうのは、こうやって打つんだ」
思いきり胸元にバチーンと逆水平チョップ!
オランウータンは胸を押さえて怯んだ。そこをスタンがジャンピングニーパット!

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