《MUMEI》 メガバトル 5調子に乗ったスタンはダウンするオランウータンにジャンピングエルボードロップ! 虫の息のオランウータンを見ると、スタンは余裕綽々でマキのほうへ向かう。 「マキ、大丈夫か?」 「スタン!」フランクが叫ぶ。 「ん?」 振り向くと、オランウータンがいた。また弱いチョップ。 「痛くねえ」 スタンは顔面キックでお返しする。ふらふらするオランウータン。スタンは少し離れるとフットボールの構え。 そのまま突進してショルダータックル! 吹っ飛んだ。ダスティが悠長に声援を送ると、スタンも笑顔で左腕を高々と上げて見せた。 オランウータンが死にそうな顔で立ち上がるところを突進。ウエスタンラリアット…よけられた。 オランウータンの長い腕が横から来る。 バキッ! 今度は本気の一撃必殺技。 スタンの顔から血しぶきが飛んだ。スタンはうつ伏せに倒れると、立ち上がれない。半失神だ。 一瞬の出来事だった。皆は驚き、マキもいたたまれない表情。 オランウータンはマキを背にすると、次はだれだとばかり威嚇の声を発した。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |