《MUMEI》

「協力してもらえねぇか?」


「俺がアンタに?」


ギンは予想外だったのか目を見開いたが、
やがてこめかみに手を当てて考え出した。


「それ相応の対価はあんだろうな?」


「もちろん。」


情報屋が後ろにつくほど心強い他無い。


「交渉成立だな。」


お互い、ニヤリと薄気味悪い微笑みを見交わした。

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