《MUMEI》 なんか、言いくるめられた感じがしたけど 姉さんと距離を置こうとする事は、間違いだと 母さんに言われた 母 「翔太が思ってるほど、 綾奈は、気にしてないわ よ」 「不愉快に感じたら、綾奈 は、はっきり言うわよ」 「異性を意識する時期なの 、あんまり気にしなくて も良いのよ」 母さん、そう、俺に言って食器を運び始めたんだ 俺と姉さんも、台所まで食器を運んだんだ 我が家は、自分の食べた食器は、自分で運ぶんだ 父さんも、そうしてる 母さんが、洗ってくれるんだけどね 少し気を使えば 母さんも、多少楽になるし 人を気遣う気持ちの問題なんだって それは、俺もわかるけど なら、俺にも気を使ってよって思うよ… 母 「翔太、マスターベーシ ョンしてるでしょ?」 母さんの言葉にビックリした 翔太 「…」 母 「上手に解消しなさいね 、性欲は、あって当たり 前なんだから」 普通の会話みたいに、サラっと言う、母さん 姉さんも聞いてるのに 俺、何も返事しなかったんだ 返事なんか、出来ないよ 姉 「エッチな本とかあるじ ゃない」 「私も、お母さんも、知っ てるよ」 「恥ずかしい事じゃないわ よ」 立ち尽くし、固まってる俺に、姉さんが言ったんだ プライバシーって言葉、知ってるのかなぁ 母さんも、姉さんも! 俺、恥ずかしいやら、何やらよくわからない感情になって 無言で部屋に戻ったんだ 本棚の奥に隠してあるのに… 何で姉さんまで知ってるんだよ 無性に、苛々した …話してるんだな… そう言う事も 前に、母さん 姉さんに避妊の方法とか話してたし いくらオープンな家庭っていっても プライバシーは別じゃないか! …… なんだよ… …… みんな… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |