《MUMEI》

……………













バシッ!!













……………













ザワ…


「しかし止めるな…」


ザワ…


「ホントだな。」


ザワ…


「下手くそのキーパーから見てあいつはど〜よ?」


ザワ…


「ん…上手いよ。


けど俺とはタイプが違うな。


あいつはたぶん予測型のキーパーだな。」


ザワ…


「予測型?
そんなん聞いたことね〜よ。」


ザワ…


「他に何型があんだよ。」


ザワ…


「水陸両用型とか?」


ザワ…


「な…なんか強そうな名前だな…」


ザワ…


「そんなんあるわけねぇだろッ!!」


ザワ…


「お前がカッコつけて変な名前つけるからだろ。」


ザワ…


「うっせ〜な…


俺も予測はするよ!!


けどそれはあくまでも技術の一貫として。


コース誘いもするし、


来た球に飛び付くだけの時もある。


あと…そうだな…


あとは雰囲気とかを読んで…」


ザワ…


「それも予測じゃね〜か。」


ザワ…


「いちいちカッコつけようとしなくていいから。


何雰囲気って?


バカじゃね〜の?」


ザワ…


「おめぇらも雰囲気とか良く言うじゃね〜かッ!!」


ザワ…


「知らん。」


ザワ…


「あ〜...
キーパーの気持ちは理解されねぇから嫌だよ。」


ザワ…


「はいはい。」


ザワ…


「とりあえずあいつが水陸両用型ってことはわかった。」


ザワ…


「何もわかってね〜じゃんッ!!」

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