《MUMEI》

……………













キュキュッ!!



バスッ!!



「ナイッシューッ!!!!!!」













……………













ザワ…


「そろそろ終わるぞ。」


ザワ…


「ここまで来たら大逆転はないね。」


ザワ…


「やっぱ順当に秀皇か。」


ザワ…


「この後こいつらとやるのかよ…」


ザワ…


「やべ…
すげぇ緊張してきた…」


ザワ…


「試合まだだから。」


ザワ…


「わかってますよッ!!」


ザワ…


「こっからなげぇぞ。


ウチ最終だし。


この後女子の試合も含めて3試合だ。」


ザワ…


「うぅ…
それまでずっとこんな緊張してんのか…」


ザワ…


「試合までには何とかしな。


緊張も疲労に繋がるよ?


筋肉も硬直して良いプレーできなくなっから。


序盤は特に。」


ザワ…


「ゔ…
そう…言われてもな…」


ザワ…


「やれやれ…


言っとくけど秀皇戦は序盤からいきなり勝負所になるよ。


前半10分…


や、7分くらいかな。」


ザワ…


「?」


ザワ…


「前半7分って…
クロさんどこまで試合見えてんすか?」


ザワ…


「ん?最後まで。」


ザワ…


「はぁッ!?」


ザワ…


「上手く行けば勝つ。」


ザワ…


「その言い回しは卑怯だ!!」


ザワ…


「今はそうとしか言えないもん。」


ザワ…


「…勝ちが見えてんすね?」


ザワ…


「お前たち次第だけどね。」


ザワ…


(俺たち次第…)

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