《MUMEI》

ゾロゾロ…


ダダダダ…



「はぁ…はぁ…」



ゾロゾロ…


ダダダダ…














……………













ワーワーッ!!


「クロ。」


ワーワーッ!!


観客席。


ワーワーッ!!


「ん?」


ワーワーッ!!


「あれあれ。」


ワーワーッ!!


「ん〜?」


ワーワーッ!!


「千葉たち。」


ワーワーッ!!


「おっ…アップ始めたか。」


ワーワーッ!!


「次だからな。
不和さんたちも仕事終わったから向かってるって。」


ワーワーッ!!


「まだ1時だよ?
絶対終わってないでしょ。」


ワーワーッ!!


「知らん。
まず俺あいつらんとこ行って来るわ。」


ワーワーッ!!


席を立つ恭介。


ワーワーッ!!


「あ!!待って僕も行く!!」


ワーワーッ!!


「俺も。」


ワーワーッ!!


クロ・ヤマトもだ。


ワーワーッ!!


「あ?何でお前らまで?」


ワーワーッ!!


「や…今の内に声かけておきたくて。」


ワーワーッ!!


「俺も。


練習(海南クラブの)で良く顔合わせてたからな。


あいつらのことは応援したい。」


ワーワーッ!!


「そか…よし行こう。」


ワーワーッ!!


「村木!!ビデオ見とけよ!!」


ワーワーッ!!


コクコク。


頷く村木。


ワーワーッ!!













……………













応援したい。


そう言ったクロとヤマト。


確かにその気持ちはあった。


が、


今の内に会いたいというのにはもう1つの理由があった。













……………













(試合終わった後じゃ…
何て声かけたらいいかわかんなくかりそうだからな…)

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