《MUMEI》

  
ドサッ!!

「んぁ…っ!」
「アキラ…キミが欲しい…///」

倒れた彼を上から襲いかかるようにして上着を脱がせようとすると、当たり前だが最初は抵抗して俺の腕を跳ね退けようとしていた。

「や…ゃめ…///」

そのアキラの身体中を撫で廻して首筋に噛みつくようにキスしたり、シャツの上から胸の一番感じやすい所を指でなぞったりしていると、次第に瞳が艶っぽくなってきて肌もしっとりとしてきていた。

「はぁ…ぁっ…あのっ///…お花っ…」
「ん…?」

シャツの前を肌けさせてその首筋や胸にキスの花を咲かせていた所を、腕に当たった花で寸止めされた。

「飾らなきゃ…///」
「…そうだな」

つい、アキラからする香りとか温もりに夢中になり過ぎてしまった。



「花瓶、あってよかった…こっちの花は別の花瓶に移動させておきますね」
「あぁ…」

向こうの洗面所から彼の声がしているのを聞きながら、俺は着ていたものを脱いでいった。

「ハサミが無かったんでそのままですが…わっ、裸///」

花瓶を抱えた彼が洗面所から出てくると、俺は着ていたものを全て脱いでいる最中だった。

「気にしないでいいぞ」
「えっ…ぁ…はい」

彼は俺に背を向けると、花瓶をデスクの横の棚に置いた。

「綺麗、だな…」
「えっ…///」
「花が」
「そっ、そうですよねえ〜///」

あきらは頬を染め、髪を触りながら恥ずかしがっている。

そんな姿が可愛らしくて、今にもその背中を抱きしめたくなる。

「…冗談だ…キミが世界で一番美しいよ」

そう言って彼の脱げかけの上着を全て脱がすと、ズボンのベルトに手をかけていった。




「んっ……///」

思わず出た声に恥ずかしがり、手で口を塞いでいたので、その隙に抵抗していた下も下着ごと一気に脱がしていく。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫