《MUMEI》 姉 「翔太が苦しいなら、話 すよ」 翔太 「…」 姉 「伯母さんの、お葬式の 時にね」 「アツシに呼ばれたんだ、 いいもの見せてあげるっ て言われて… 「倉庫に付いて行っちゃっ たんだ」 「そしたら、アイツ」 「いきなり自分の…出して ね」 「騒いだら、殴るって…」 「…アソコ、いじられて」 「舐められたりした…」 「指、突っ込まれて、痛く て泣いちゃったんだけど」 「…アイツ、入れようとし てきて…」 「…入らなかったけどね」 「…思い出したらムカつい て来た」 「私、嫌がって泣いてるの に、何度も入れようとし てたんだよ!」 「誰か来て、アイツ、逃げ て行ったんだ…」 「来なかったら…」 翔太 「それ、俺だよ…」 「姉さん、探しに行って」 「アイツが倉庫から出て来 てさ…」 「倉庫は危ないからとか言 って、俺の手をひっぱっ たんだ」 姉 「翔太だったの?!」 翔太 「たぶん…」 姉 「そっかぁ…翔太に、助 けられたんだね」 翔太 「助けてないよ…」 姉 「ねぇ、私、処女だよね ?」 「指、入れられたけど」 「アレ、入ってないし…」 翔太 「うん…」 正直、そんな事わからなかったけど 姉さんは汚されてない そう、言いたくて うなづいたんだ 事実を聞いて よけいに苦しくなった 姉 「どうしたの?」 翔太 「何で、俺、姉さんを 、やらしい目で見ちゃう んだろ…」 「自己嫌悪だよ…」 姉 「翔太…」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |