《MUMEI》
女との会話
「取りあえず、服着ろ。」


将貴はまだ制服を持っている女に対し、
ため息をついた。


「目のやり場に困る。」


髪をかき上げて、
大袈裟にそっぽを向く。


「ごごごごごめんなさいっ」


女はやっとそれだけ言うと、
着替え始めた。


てかきれーな肌だなー。


胸も中々あんじゃねぇか?


「あの……。」


「ああ?」


「ご、ごめんなさいっ!

あのでも……後ろ向いててもらえませんか?」


見ると女の顔は赤く染まっていて、
今にも湯気が出ちまうんじゃないかって程だった。


「ククク…やだね。」


この女、面白い。


将貴はその場に胡座をかいて、
どっかりと腰を下ろした。

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