《MUMEI》

「おい、俺は分かるかと聞いているんだが」


「あ、はい、分かります」


「そうか」


青髪の男は嬉しそうに笑うと、腰にさしている剣を抜いた。


剣は光沢を放ち、それは本物の剣ということを表していた。


「??」


青髪の男がニヤリと笑った瞬間、雹里に剣が振り下ろされた。


しかし、何処からか短剣が飛んできて、青髪の男の肩に刺さった。

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