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《MUMEI》 雹里は地面に捨てられた短剣を見ると、べっとり赤い液体がついていた。 蒼髪の男は抜いた剣を元に戻した。 ｢次会ったら絶対殺すからな｣ ｢え…？｣ 青髪の男はギロリと睨みつけると、怪我してるとは思えないほどの速さで逃げて行った。 青髪の男がいた地面を見ると、血の跡が残っていた。 あの人… 怪我大丈夫かな… 雹里はそんなことを思いながら、青髪の男が走っていった方を見ていた。 前へ |次へ |
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