《MUMEI》

休みながらとはいえ、始めて乗る馬に3時間以上も乗っている雹里のお尻は限界に来ていた。


雹里は低く腰を上げたりしていた。


「あの…ルイスさん、まだ着かないんですか?」


雹里は自分の真後ろにいるルイスの顔を見た。


「疲れましたか?」


ルイスは優しく微笑みながら言った。


「いえ、後どのくらいで着くのかなって思いまして」


「もうすぐ着きますよ、前を見てください」


雹里は前を見た。

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