《MUMEI》

「「ご苦労様です、ダンティール郷」」


塀をくぐり城の入り口まで来ると、ルイスたちは馬を下りた。


ルイスが先に降り、あとから雹里を馬から降ろした。


それから、走って近づいてきた鎧を着た人たちに馬を頼んだ。


「あのこの人たちは?」


雹里は馬を連れて歩いていく、鎧を着た人たちを見ながら言った。


「あぁ兵士ですよ」


「兵士…」


「さぁ城の中に入りましょう」


ルイスはニコッと笑った。

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