《MUMEI》
狂い始めた日常
逃げ帰った僕は、タオルケットに包まり、自分の部屋の隅で震えていた…


今まで何も考えず暮らしていた日常が恐ろしくなったからだ…


この町には、妖怪がウヨウヨしている

そう考えると外も歩けない…




面接をしてから二日が経った…



部屋のドアが乱暴に何度も叩かれる


おそらく、アイツだ


唯一の友達の貴則…


「おいッ!与一郎ッ!どうしたんだよッ!」


きっと母さんが連絡したんだ…


余計な事を…

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