《MUMEI》

翌朝

あまり寝れなかったからかな

スゲー眠いやぁ…

姉さんと通学中の電車の中
寝ぼけてた俺だったんだけど

車内が急に混んで
姉さんと密着しちゃったんだ

姉さんと、向かい合ったまま
身体が人波で押し付けられたんだ

ヤバい!

立っちゃったょ…


姉さん、何も言わず
俺の顔を見たんだ

俺、パニクりながら
何とか身体を姉さんから離そうともがいたんだ

その時、知らないサラリーマンの足を踏ん付けて
俺、睨まれた

…スミマセン…

姉 「翔太、大丈夫だよ」

姉さんが言った

姉 「今日は混むね」

翔太 「…うん」

勃起してるのはバレバレなのに

姉さん、普通に接してくるんだ

………

その日の夜

朝の通学を
一本早い通勤快速に乗ろうと言った俺に
姉さん、もう反発だった

姉 「ヤダよぉ…」
「早く学校に着きすぎるし 、朝起きる時間だってぇ …」

翔太 「だって混むから…」

姉 「絶対イヤ!」

翔太 「だったら姉さん一人 でいけよ!」

姉 「…何よ…」
「私が痴漢にあってもいい って言うの!」

翔太 「自分勝手な事ばっか 言うなよな!」

言い争いしてる
俺と姉さんに

母 「どうしたのよ…」

父 「珍しいなぁ、喧嘩か? 」

姉 「翔太が、私一人で通学 しろって!」

翔太 「違うだろ!」
「時間を変えようって…」

姉 「嫌よ!」

翔太 「わがまま言うなよ! 」

姉 「どっちがわがままよ! 」

母 「怒鳴らないの…」
「よく話し合って決めなさ い」

父 「翔太、綾奈と一緒に行 きなさい」
「わかったな」

翔太 「…はぃ…」

………

結局、朝の時間は変更できなかった俺…

しかも

翌朝姉さん、寝坊しやがって

いつもの通勤快速より
一本遅い通勤快速に乗ることになったんだ

翔太 「…ぐぅ…」

スゲー混んでる

姉 「ふぅ、間に合ったね」

姉さん、無邪気に言うんだ
俺は大丈夫だけど

姉さん、この電車でギリ、セーフなんだって

姉さんと、密着しながら、電車に揺られてた

俺、また、立っちゃってる
姉 「まだ、眠いわ…」

アクビを堪えるように姉さんが言ったんだ

ターミナル駅で
また、人がどっと乗ってきた

姉さんを、人波から庇うように
壁を手で支えた俺

姉 「うぁ、やっぱ、混むね …」

姉さんが横向きになって

俺の腕の中に居たんだ

ブラウスの
胸の膨らみを上から見てた俺

……姉さんの…あの胸

俺、もんだんだよなぁ

……

魔がさしたんだ

姉 「!…」

姉さんが俺を見た

俺、姉さんと目を合わさなかったんだ


俺の右手の平は

姉さんのお尻を触ってたんだ

いや、わしづかみしてた…

柔らかい


姉さんの、お尻の割れ目に手を強く押し当てた

…もしかしたら

指先は

姉さんの、アソコを…
触ってるのかも…


姉さんは、何も言わなかった

俺、そのまま姉さんのお尻を触ってた

いや……掴んで?たんだ

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