《MUMEI》

「与一郎、遊びにいこうぜ。天気もいいんだしよぉ!夏だぜッ!夏ッ!」


こいつは、本当に空気が読めない


ってか、読まない


「…僕は、いいよ。そんな気分じゃないんだ」


「おいおい、ノリ悪ぃなぁ…。なら、なんか食いに行こうぜ?おごるよ?バイト代入ったからさ」


…そういえば、この二日間、何も食べていない


急に飢餓が襲ってくる


「…」


「迷ってんなら、行こうぜ。相談乗ってやるからさぁ。駅前のファミレスでいいだろ?」





「…うん。…ドリンクバー付けてね」


「おう」

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