《MUMEI》

街灯が灯り

街行く車の光りが鮮やかに見えてた

すっかり暗くなっちゃった

姉さんがいきなり
俺の手を掴んだんだ

翔太 「!…」

姉 「私は翔太と一緒に帰り たいの」

翔太 「離して!」
「また、触っちゃうぞ!」

姉 「……どこ、触りたいの ?」
「こんな街中で出来る?」

「いいから帰ろう!」

姉さんに手を引かれた俺


人が見たら、どう、見えるのかな?


高校生の女子が

中学生の泣いてる男子の手を引いてる


姉弟って思うかなぁ?


親に怒られて
飛び出した弟を迎えに来た姉

そう、見えるのかなぁ?


姉さんの手


手を、握ってるだけで
こんなに意識しちゃうんだ

俺、もう、自分じゃどうにも出来ないよ…

……

帰宅した俺は
晩御飯も食べず

具合悪い

そう言って部屋に閉じこもったんだ

……

翌朝、また、姉さんと
同じ電車で通学…

俺、両手で吊り革に掴まってたんだ

姉さんと、身体が触れ合う
苦痛の時間だった

……

その日の夜
父さんと母さんが
揃って出掛けたんだ

父さんの仕事関係のパーティーがあるんだって

ご飯は作ってあった


俺、テレビを見ながら
食べてたんだ

姉さんも、テレビ見てた


姉 「ねぇ、翔太」
「聞いていい?」

翔太 「…なに?」

姉 「…翔太、私を、一人の 女として、好きって事な の?」

翔太 「……」

唐突の質問に
驚いたけど

翔太 「…そうだよ」

姉 「……そっかぁ…」

……

俺、適当に食事を切り上げ
食べ終えた食器を片付けた

姉さんと、話したくなかったから

俺、風呂に入ったんだ

昨日も、風呂に入ってなかったし

姉さんと、気まずい雰囲気っていうか…

……早く、母さん達、帰って来ないかなぁ

姉さんと二人っきりの家

…もし、姉さんを襲っちゃったら…

考えただけで
俺の身体の一部が硬く反り返ってしまった…

翔太 「!…」

ビックリした

まさか

二人きりなのに
姉さんが、入って来るなんて…

翔太 「姉さん…」

姉 「…裸、見たいんでしょ ?」

翔太 「何、考えてんだよ! 」
「まだ、わからないのかよ !」

姉 「ねぇ、翔太」

「セックスは、出来ないけ ど…」

「見たいなら、見せてあげ る」

「少しぐらいなら、触って もいいよ」

「私ね、翔太と変に距離出 来るの嫌なの」

「家族旅行だって、揃って 行きたいし」

翔太 「…あのなぁ…」

「わかってないんだよ、姉 さん」

「男はね、見ただけじゃお さまりつかないの!」

姉 「わかってるよ」

翔太 「!…」

う、うわぁっ…

ね、姉さんが、俺の…

姉 「上手く出来るかわから ないけど」

「翔太、出していいよ」

姉さんが、触ってるんだ

真っ白な、細い指で

俺のぺニスをしごいてるんだ

姉 「おっぱい触っても、い いよ」

翔太 「…」

俺、頭の中が真っ白になってた

姉 「前にもしてるじゃない 、私、平気だよ」

翔太 「だ、だ、だったら、 見せろよ…」

自分でも、何でそんなセリフが出たのかわからなかった

姉 「性器?」
「見たいの」

「見える?」

姉さんが、脚を開いたんだ
翔太 「う、うぁっ!」

ドックン、ドックン、ドックン

姉さんの指でしごかれながら

姉さんの身体に向かって
射精しちゃった俺…


姉さんの胸元まで
俺の精子が飛び散ったんだ
………

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