《MUMEI》
見えない答え
翔太 「…姉さん…」

姉 「なに?」

翔太 「嘘なしで答えて」

「俺が姉さんに興奮すると 、姉さんうれしいの?」

姉 「…うん」

翔太 「精子、手とかに付い ちゃったの、嫌じゃない の?」

姉 「…翔太が」

「翔太が、射精するとこ見 たかったの」

翔太 「…」

姉 「翔太、」
「本音で話そう」

「私、翔太を意識してるよ 」

「翔太の、おちんちん」
「見たくて、お風呂入るの 楽しみにしてたの」

「お父さんのも見えるけど 、私は翔太のばかり見て た」

「翔太が、私を思ってして るように」

「私も、翔太を思って…」

「たまに、だけど」

「してる…」

「……だから」

「嫌じゃない」
「むしろ、望んでるのかも …」

翔太 「…」

びっくりした

姉さんが

そんな風に思ってたなんて

姉 「翔太と離れ離れは嫌」

「この家で一緒に暮らして たいの」

「仲の良い、姉弟」

「私の願いはそれだけ」

翔太 「…」

姉 「だから、少しぐらいエ ッチな事なら」

「だから、変な距離おかな いでほしい…」

翔太 「姉さん…」

姉 「…」

……

俺、自分の事ばかり考えてた

姉さんが、なんで、
見せてくれたり

触らせてくれたか

わかった気がした


どうしたら良いんだろう


翔太 「姉さんの、気持ち… 考えてなかった…」

「ごめん…」

姉 「ううん」

「私だって…わかんないよ …」

「ちょっとエッチな事、し たいだけなのかもしれな い… 」

「けど、翔太が居ない暮ら しなんて嫌」

「わかんないよ…」

……

姉さんと、色んな話しをしたんだ

姉さんと、距離離したくて、ほっといて、と言った後、悲しくなって、俺、泣いちゃった事


姉さんが、痴漢にあったとき

姉さんを触られたくなかったから守った事

全部、俺だけの勝手な思いなんだと話したんだ


姉さんは

俺と距離、離れたくなくて
だから、見たがってるならって
アソコ見せたりしたんだって

けど、見せて

姉さん、興奮したんだって
俺に見られて
性的興奮したと姉さんが言ったんだ

……

翔太 「俺、どうしたら良い んだろ?」

「姉さんの、側にいたら」

「思いが……」

姉 「…」

翔太 「けど、姉さんを悲し ませたくない」

「姉さん、俺、どうしたら いいの?」

……

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