|
《MUMEI》 ｢スタートｯ!!｣ 一斉に走り出す選手たち。 聖龍は両サイド井川･広瀬に加え、 ポスト阿久津が飛び出す。 戻る海南もやはり両サイド。 ポストも戻ろうとするが、 (くそっ…!!) 二ノ宮が妨害。 この展開に付いていくことはできない。 ｢こっちだ!!｣ 先頭は左サイド井川。 続いて右サイド広瀬。 ランパスでボールを繋ぎながらコートを進む。 しかし、 海南右サイドがこれを追う。 ｢ｯ!!?広瀬ｯ!!｣ ｢なっ…｣ キュｯ!! (ぶねｯ…!!) ｢ちっ…!!｣ 井川･広瀬の2人の後ろからカットを狙う。 ボールを止める広瀬。 カットには失敗するものの、 2人の足を止める。 その間に、 (でかしたｯ!!) 未來が2人の前に出る。 キュｯ!! ここで海南は聖龍の攻撃を止めた。 かに… ｢こっちｯ!!!｣ 思われた。 ヒュｯ… パスを出す広瀬。 (阿久津…) (今は敵だぞ一ノ瀬｡) ボールを受け取る阿久津。 身構える未來。 (どっちだ…？) キュｯ… ｢うっ…｣ 阿久津は一瞬で未來を抜き去る。 シュートモーション。 バスｯ!!!! …………… ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾜｰﾜｰｯ!!!!!!!!! ｢ナイッシューｯ!!!!!!!!!｣ ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾜｰﾜｰｯ!!!!!!!!! ｢いいぞ阿久津ぅぅｯ!!!!!｣ ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾜｰﾜｰｯ!!!!!!!!! …………… 試合開始から1分56秒。 1対0 先取点は聖龍高校。 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |