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《MUMEI》 交流会逆鬼ごっこ33神澤 薫視点 「レインコート交換しないか?」 「嫌」 「したら、高橋をヤラない」 「…」 「高橋は、お前と俺を間違えるような間抜けなヤツじゃないだろ?」 「… お前に、ヤラれるヤツでもない」 そんな事、俺がさせない 「お前に俺は止められない」 「他にも、いる」 SPだって、バ会長だっている 「誰も、来ないよ」 「…何、した」 「いろいろ。とにかく、俺が高橋と対決する時、森には、お前と俺と高橋しかいない。 …どうする?」 どうするって… 暁の強さは知ってる 悔しいけど、俺だけじゃ 本気の暁は、止められない 「…どうする?」 「誠を、傷付け無いと、約束できるか?」 「擦り傷位は、仕方ない」 「わざと、怪我、させないか?」 「一応、寸止めするつもりだ」 「…本当、か?」 信じて、いいのか? 「心配なら、見てればいいだろ?」 「…」 「とりあえず、交換しろ」 暁が、レインコートを脱いだ 誠 俺と暁、間違えない、よな? 「信じて、いいんだな」 「あぁ」 そうして、俺と暁はレインコートを交換した 前へ |次へ |
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