《MUMEI》 「…与一郎??」 「早くここから、離れるんだッ!この先に何かいるッ!」 「…お、おお」 戸惑いながらも、貴則は僕に続いて自転車をUターンさせた 《ちョっと…待テヨ…》 背後… 暗闇から気味の悪い声が 聞こえてくる… 僕達は、ゆっくりと 振り向いた… ああ… 悪い予感が当たった… 「…おい、与一郎…あれって…もしかして…」 「よ、妖…怪だね…」 「…ハハッ…マジかよ」 前へ |次へ |
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