《MUMEI》

「…与一郎??」



「早くここから、離れるんだッ!この先に何かいるッ!」



「…お、おお」


戸惑いながらも、貴則は僕に続いて自転車をUターンさせた




《ちョっと…待テヨ…》


背後…

暗闇から気味の悪い声が
聞こえてくる…


僕達は、ゆっくりと
振り向いた…


ああ…
悪い予感が当たった…






「…おい、与一郎…あれって…もしかして…」


「よ、妖…怪だね…」


「…ハハッ…マジかよ」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫