《MUMEI》 闇に浮かぶ奇怪な姿… 人の服を着て、人の形をしてはいるが、顔のパーツひとつひとつが異様にでかい そして、人との決定的に違うもの… それは、長い舌… 地に着くほど伸びた舌は別の生き物のようにウネウネと動いている 《よく…オレが妖怪ってワカッたね?…やはり、オマエも妖怪屋の一員なンだね?》 「…ち、違うッ!僕は、妖怪屋の一員なんかじゃないッ!」 コイツ… 僕を狙ってる… 《嘘ハ、よくナイよ…。オレ、知ってる。オマエ、妖怪屋からデテきたダロ…》 「あ、あれは…」 《神野悪五郎ニハ、勝てナイ…。猫又、牛頭ニモ勝テない…。デモ、オマエになら勝てル。オマエ捕らえて、人質にスル》 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |