《MUMEI》

間宮さんからメールが来た
今日はビックリだったね

担任、マジムカついたね

お母さんがね
翔太君と話すなら
家に呼びなさいって言ってたよ

翔太君が嫌じゃなかったら遊びに来る?

しばらく、学校じゃ、話ししにくいね

けど、私、翔太君ともっと話たいんだ


絵文字たっぷりのメールだった


俺、返信メールで

悪い事してないんだから
堂々としてようよ

学校でも、普通にしてようね

間宮さんが迷惑じゃなきゃね

って送ったんだ


何回もメールのやりとりしてて

周りを気にせず
普通にしてる

今度、遊びに行く
って約束しちゃったんだ


メールをしてて
気が晴れたのも事実だった

翌日

そのメールの内用を
姉さんが知ってたんだ


母さんに、話してた姉さん
母 「あちらのご家族も居る でしょ」
「綾奈、心配し過ぎよ」

俺、その会話に割り込んだんだ

翔太 「人の携帯、勝手に見 るなよな!」

誰も、俺を信じてないんだ……

姉さんと、母さんを睨んで
朝食も食べずに学校に行ったんだ


その日から

姉さんと一緒の通学はしなくなったんだ

……

なんか、姉さん

悪意を感じる


俺が、姉さんに
やらしい事、したからかな

どうせ、姉さんと

……だったら

嫌われた方が楽だよ…


もう、どうでもいいよ…

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫