《MUMEI》

半ベソ状態の間宮さん

翔太 「まだ、痛いの?」

隣に座ってそう聞いた俺

間宮 「…うん…」


そっと、間宮さんの肩を抱いたんだ

一応、フォローしとかなきゃね

……

間宮 「…指…入れたら痛い よ…」

翔太 「ごめん…」

間宮 「…やらしいんだね」
「翔太君…」

翔太 「ごめん…」

間宮 「……」

……

意外だったな

泣き騒ぐかと思ったのに


もう、俺と会わないだろうなって、思ったのに


間宮さん、時間が合えば
俺と一緒に勉強したりしてたんだ

図書館が多かったけど

間宮 「翔太君家に行くと」
「エッチな事、されちゃう からね」

間宮さん、笑顔でそう、俺に言うんだ

……

仕返ししてやるつもりで
間宮さんの裸を見て

指入れたりしたのに…

間宮さん、

俺を避けたり
責めたりしなかったんだ


少し、心が痛かった


間宮さんを送る帰り道

公園によって
少し話してたとき

間宮 「…私、もう、処女じ ゃないのかなぁ?」

「血、出てたよね」

そう、俺に言ったんだ

翔太 「怨んでるの?」

間宮 「ううん…」

「…翔太君だったから」

「別に…いいけど…」

翔太 「…」

間宮 「…」

間宮さんと目が合って

そのままキスしたんだ

唇を合わせただけのキス


間宮 「…」

翔太 「…」

……

間宮 「帰らなきゃ」

翔太 「うん」

……

その日、俺、間宮さんを
オカズにして

右手で慰めたんだ


やらしてって言ったら

間宮さん、OKしてくれるかな?

……

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