《MUMEI》

姉さんが隣に来た

姉 「私も、翔太、好きだ よ」

「だから…私の処女」
翔太にあげたんだ」

「翔太も、私が初めての女 なんだね」

「けど……」

「そういう思いも、全部」 「この家に置いて行こう」

「間違いを正さなきゃ…」

翔太 「……姉さん」


姉 「翔太が求めて来たら」

「最後までするつもりだっ たんだ…」

「翔太、慣れてると思って たから、中に出されるな んて、思わなかったし」

「変だなって、思ったんだ …」

「なかなか、入れないから 」

「だから、一応、出さない でねって言おうって」

「…中出し、されちゃった ぁ…」

姉さんが
俺とセックスするつもりでいたなんて…

姉 「よかった?」
「女の中は」

翔太 「姉さんと、こうなれ て、俺、凄くうれしかっ た」

姉 「私もよ」

「けど、もう、しないよ」

「最初で最後」

「約束だからね」

「歪んだ愛情は、全部、こ の家と一緒に無くすのよ」
翔太 「姉さん…」

「俺、やっと姉さんに、」

「素直になれたのにぃ…」

「嫌だよ…側に居てよ」

姉 「泣かないで、翔太…」

翔太 「嫌だ、姉さん!」

姉 「……」

姉さんに、しがみついた俺
姉 「翔太…」

姉さんに抱きしめられながら
泣いてたんだ

……

姉 「わかって、翔太」

「翔太とは、結婚もできな いでしょ?」

「ね…」

翔太 「だったら、何で」

「何でエッチさせたんだよ !」

「忘れられなくなっちゃう じゃんかぁ!!」

姉 「…私だって」

「思いで、欲しいよ…」

「翔太に、処女、あげたか ったの」

「他の女と翔太、してるっ て思ってたし…」

「けど…私は、初めての男 は翔太がよかったの…」

「……」

姉さん、黙ったまま

俺に抱き着いてきたんだ


姉 「全部、置いて行こうね …」

俺、返事出来なかったんだ
……

姉 「そろそろ、帰らなきゃ ね…」

姉さんの言葉だった

身支度をして

姉さんを見た俺


姉 「翔太、キスして」

姉さんに言われるがまま
唇を重ねたんだ

姉 「…ありがと…」

翔太 「姉さん…」

姉 「じゃぁ……帰ろう」

「それぞれの家に」

……

その日の夜

淋しくて泣いた

姉さんとセックス出来た喜びなんて

吹っ飛ぶほど

悲しくて

苦しくて

淋しかった


エッチしたかっただけじゃないよ

姉さんと

一緒に居たい

彼女にしたい

……結婚……出来ないんだよなぁ…


…何でもいい!

姉さんと、一緒にいたかったよぉ!!

…姉さん…

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