《MUMEI》

何かのドラマかよ

……体育館の裏なんてさ…
かなり、俺、嫌われてんだなぁ

ギャラリーまで居たんだ

間宮さんも居た

西田 「生意気なんだよ、お 前!」

翔太 「…」

喧嘩かぁ…

苦手だけど

まぁ、いいや


翔太 「早く始めろよ」


西田 「…謝ったら、許して やるぜ」

翔太 「俺、お前に何かした か?」

西田 「俺にじゃねーよ」
「間宮にだよ」

翔太 「はぁ?…何で?」

西田 「知らないわけねーよ なぁ」

「みんな知ってるぜ」

「付き合っといて、手、出 してポイはねーよなぁ」

翔太 「はーん…そっかぁ」
「西田、間宮が好きなんか ぁ?」

西田 「!…うるせー!!」

「土下座しろ!」

翔太 「…寝ぼけんな…」

「始めようぜ…」

握りこぶしを作った俺

……

クラスの男子が何人か前に出て来た

……

絶対に、引かない

そう決めてたんだ


こんなに、殴られたの

生まれて初めてだった


こんなに、人を殴ったのも
初めてかな


西田意外の奴らは

ヤベーよ、翔太、
かかわらねー方がいいよ


と、消えて行ったんだ


俺、腹を押さえて
横たわってるクラスメートの腹に

蹴り、ぶち込んだからかな?

女子達も、居なくなってた
間宮以外の女子は


間宮 「……」

間宮さんを見て
俺、言ったんだ

翔太 「人、集めて俺をリン チか?」

「楽しいねか?」

「こんな事してよぉ」


西田 「うるせー!」
「間宮に謝れ!!」

翔太 「指突っ込んで処女食 われたからか?」

「間宮、お前、喜んでたじ ゃねーかよ」

「濡れまくってよぉ」

間宮さんの顔が引き攣ってた

西田 「言うなぁ!!」


殴り掛かって来た西田を
すっ転ばして

翔太 「チンポは入れてねー よ」

「西田、間宮と寝たのか? 」

「乳、小さいけど、穴ちっ ちぇから、絞まりは良い ぜ」

「毛は、濃すぎだけどな」

間宮さん、泣き出してた


西田は怒り狂ってた


翔太 「リンチなんてコスイ 事考える奴ら、だいっ嫌 いなんだよ」

「間宮、文句があるなら直 接、俺に言えよ」

「俺は、お前を犯してねー だろ?」

「お前が望んだ事だろうよ !」

「わがままお嬢さんも、た いがいにしろって」

間宮 「…」

翔太 「西田、お前もクズだ 」

「みんなの前で、良いかっ こうしたかったんか?」

「ギャラリー呼ぶ話しか? 」

「ウゼーよ、お前ら…」


感情のまま

人に暴力をふるい

思った言葉をそのまま出す

こんなに気持ち良い事なんだな

……

翌朝

人の顔じゃないみたいに
腫れ上がってた
俺の顔


身体のあちこちが痛かった

まぁ、いいや…

父さんも、居ないし

…もっかい、寝よう…

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫