《MUMEI》 逆鬼ごっこ終了3第三者視点 誠と神澤が、暁へのリベンジを誓っていた時 既に、暁はその場から離れていた 今回の暁の目的は、誠と真剣勝負をして、誠の実力を知る事だった 閉鎖的な学園生活に暁は、暇と実力を持て余していた 少しでも、暇つぶしになるかもと、D組の生徒に騒ぎを起こさせ、邪魔が入らないよう、指示を出した 中々いい、暇つぶしになったな 誠との真剣勝負もそうだが 神澤の、いつも以上に重かった最後の一撃も、中々良かった 誠に手を出せば、神澤は、実力以上の力を発揮するのか… そんな事を考えながら、暁は森の出口までやってきた 「満足そうだな」 「!? 何者だ!?」 そこには、見たことも無いような美青年がいた 全く気配を感じなかった事に、暁は驚き すぐに、警戒した 「何者でもいいだろう」 美青年は怒っていた 誠に 自分の尊敬する人物の娘に手を出した、暁に 「学園の監視カメラの死角で、電波の悪いあの場所に、誠を誘い込んだのは見事だったな。 だが… 俺が個人的に仕掛けたカメラには、気付かなかったようだな とりあえず …殴らせろ」 前へ |次へ |
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