《MUMEI》

学校に通い出した俺

俺の怪我の事情を知る人は居なかったみたいだ

だから、みんなには、
適当に言っといたんだ


ポールは急に国に帰ったって…

相沢は、学校を辞めてた


相沢の親父さんは
議員を辞職したらしい…


パメラは

学校に来てなかったんだ


いつも通りの生活が始まった

なのに

何だろう


俺の中で、何かが変なんだ

何だろう

……

俺も、キチガイなんだ


凄い罪悪感

なのに、凄い興奮


パメラが犯されてるところを思い出して

オナニーしてる…


女の子に
好き勝手に

ヤリタイ放題

ひたすら欲望を果たす


身勝手極まりない行為

レイプ


許されない行為なのに


悪い事なのに


俺、思い出して興奮してるんだ


パメラ、泣いてたのに


妊娠しちゃうかも、しれないのに


パメラが嫌がってるのに
勝手に中に射精してたあいつら


何でだろう


あんなにムカついたのに

俺…あいつらと、同じなんだ……


キチガイ

なんだ…

………

何日か経った、日曜の午後
パメラが俺の部屋を訪ねて来たんだ

昼間は、男子も女子も
寮の中を行き来して良いんだ


パメラ、少し明るくなってたけど


寮を引き払って
アメリカに帰るんだって


パメラに、告白された


犯された女は好きになれない?

と、聞かれたんだ


俺、正直に、好きな女が居るんだと言ったんだ


俺、姉さんを、忘れてない
今でも、姉さんを好きなんだ…


パメラは勝手に勘違いして
ターニャでしょ?
知ってるよ


そう、俺に言ったんだ


パメラがキスして来た!

俺に抱き着き、舌を絡めて

したければ、セックスしていいよ

と、パメラが言ったんだ


俺、パメラを抱きしめたまま

躊躇してた


パメラが犯されてるシーンが頭を過ぎる


熱く、硬くなってる
俺のペニス


正直…ヤリタイ…

けど…

俺、キチガイになりたくない!


結局、パメラとエッチする事なく

パメラを見送ったんだ…


パメラのご両親が
俺に、丁寧に挨拶して

パメラ、

車に乗って行ったんだ…

……

切ない気持ちになった


なのに

思い出すと

アノ、シーンを思い出して右手が動く…


お尻にまで入れてた…

中に、出してた


震えるほど、興奮するんだ

……俺…

最低な人間だ…


パメラは、俺を好きだと言ってくれたのに


なのに、俺は…

…俺…


最低だ……


………

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