《MUMEI》

「そうですぜ、頭。

つい殺してしまったーじゃ、
話になりませんぜ?」


古賀も中野に便乗する。


「だーいじょうぶだって。

手加減するから。」


そんな2人を、
将貴は軽くあしらった。


「とは言っても、
まだ情報は少ない。

念のため情報は多く集めて、
それから行動に移す。」


「その間ごたったらボコしてもかまへんか?」


日高が舌なめずりをしながら将貴に尋ねた。


「ああ、構わない。

だが自分から起こすのはやめてくれよ。」


「りょーかい。」


将貴は日高から視線を外し、
前を向く。


「と言うことで皆、
それぞれの部下にこのことを伝えといてくれや。」

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