《MUMEI》

「俺達幹部の顔かなんかか?」


「いや、俺の顔だ。」


将貴の苦々しい表情で、
3人は瞬時にして本当のことだと悟った。


「裏切り者の線、大っすね。」


古賀が拳を握りしめてテーブルを睨んだ。


「平が頭に会うことはまずない。

……となると、先程の面子か。」


「せやからわざわざ平長まで集めたんやな?」


「そうだ。」


「俺達にそいつらを探らせる訳ですね。」


「ああ、頼めるか?」


「もちろんっすよ。」


勢い良く立ち上がる古賀。


「今直ぐにでも連れて参りますぜ。」


そう言って扉へ向かう。


「待ちや、アホ。」

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