《MUMEI》
淫らな夏
夏休みになると

寮の中はガラガラなんだ

みんな国に帰ったり
予定があるんだよね


そう言えば
長い休みの時って
ターニャが必ず居たんだよなぁ

寮から出て何かすることなんかなかったけど

何時間も話してたり

……

今年は、俺、一人かぁ

……

7月の終わりだった

部屋のドアがノックされたんだ

俺、前の日夜更かししてたから

寝ぼけ眼でドアを開けたんだ

パメラ 「ハーイ!」

「遊びに来たね」

翔太 「パ、パメラ?!」


部屋の中に入って来て
パメラが土産を出してた

色んな珍しい雑貨を
買ってきてくれたんだ


いつも、パメラは突然来るなぁ


つい、思い出しちゃう

パメラとセックスした時の事を


だ、ダメだ

部屋の中に居たら


俺、パメラを誘って
外に出たんだ


飯食いに行こうって


はしゃぎながら
俺に腕組みして来るパメラ
……ノーブラかなぁ?

背中が開いた服を着てる

凄く短いスカート


カフェでお茶したんだけど
パメラ、足組むから


パメラ 「ショータ、今、見 たろ?」

翔太 「えっ?!…」

パメラ 「lecherous.…」

パメラ、笑いながら
スケベって言ったんだ

……

パメラと買い物したり
街を歩き回ったんだ

金髪美人と歩いてると
みんな、こっちを見るんだ
やっぱ、目立つんだなぁ


パメラ、ずっと話しが尽きないんだ

楽しそうに
あどけない笑顔で


俺、デートって、したことなかったなぁ

こんな感じなのかなぁ?


夜、パメラを送って行ったんだ

宿泊先のホテルまで


パメラ 「Thank you、ショ ータ」

翔太 「うん、」

パメラ 「…」

翔太 「…なに?…」

パメラがじっと、俺を見てたんだ

パメラ 「…期待してたか? …部屋に来れるって?」

翔太 「えっ?」

パメラ 「家族と一緒ね」

「エッチ、出来ないよ」

クスクス笑いながら
パメラが言ったんだ

翔太 「…そんなんじゃ…」

パメラ 「とてもhappyね」
「ありがとう、ショータ」

パメラが俺の頬にキスしたんだ

ホテルの前の歩道で

たくさん、人が歩いてるのに

ビックリした…

パメラ 「ショータが、ダー リンになってくれたら」

「私の身体、好きにして、 いいよ」

俺の耳元でパメラがそう言ったんだ

手を振りながら
ホテルに戻るパメラ

……

俺、ドキドキしてた


好きに、していい


ダ、ダメだぁ
妄想しちゃうょ…

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫