《MUMEI》 わからない事ばかりターニャが居たんだ ターニャ ちょうどノックしようとしたトコだったみたい… 翔太 「…ターニャ…」 「いつ、戻って来たの?」 ターニャ 「…昨日…」 パメラ 「ハーイ…」 恥ずかしそうに、俺の後ろから、パメラがターニャに挨拶したんだ ターニャ 「……泊まったの ?」 パメラ 「…」 ターニャ 「…これ、ロシア のお土産」 ぶっきらぼうに ターニャが俺に袋を渡したんだ 翔太 「ありがとう」 ターニャ 「…」 ターニャに睨まれた俺 翔太 「…?」 ターニャ 「もっと、静かに しなさいよ…」 「昨日、聞こえてたわよ」 「廊下まで…」 翔太 「えっ?!」 パメラ 「…」 ターニャ 「…じゃあね…」 翔太 「あっ…」 パメラ 「……」 ターニャ、戻って行ったんだ 階段を上がる音が聞こえてた パメラが暗かった さっきまで あんなに陽気だったのに 翔太 「元気ないよ、パメラ 」 パメラ 「…I'm sorry.」 翔太 「なに?」 パメラ 「私が、stayしたの …ターニャに…」 翔太 「…いいよ、別に」 パメラ 「I'm sorry.…」 「ショータ、ここでいい」 「またね」 パメラ、俺にそう言って 信号を走って渡って行ったんだ 向こう側から 陽気に手を振るパメラ べつに、ターニャなら 誰にも話さないだろうし 夜、異性を泊めたら 寮、出されちゃうから …ちがう パメラ、俺がターニャの事、好きだと思ってるからだ! 俺、スゲー鈍感 …もう、パメラの姿は見えなかったんだ …… 前へ |次へ |
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