《MUMEI》

俺、寮に帰らなかったんだ

父さん、もう、海外に行ってるはずだから


何日か
父さんの家に居たんだ

……

寮にもどってビックリしたんだ

パメラ、ターニャの部屋に泊まってるんだって…

仲直り、したのかな?


…なんか…顔、合わせにくいしな…


俺、自分の部屋に居たんだ

パメラとターニャが揃って来た


ターニャ 「…ごめんなさい …怪我、大丈夫?」

翔太 「うん」
「仲直り、出来たの?」

パメラ 「Yes」

「ショータ、明日、時間あ るか?」

翔太 「…うん」

パメラ 「後で連絡するね」

「ちょっと、ターニャと出 掛けるから」


そう言って
二人で出掛けて行ったんだ

もう、わかんない事ばっかだよ…


まぁ、いいや

仲直り、出来たんならさ…

…なんか、足が痛いなぁ

腫れてるなぁ…

湿布、しようかなぁ…


何か俺、身体が怠かったんだ

掃除すら、やる気が出ない
部屋で、ダラダラしてたんだ


コンコン

誰かがドアをノックしたんだ


ドアを開けると
あんまり話した事ない
上級生達が居たんだ


俺に話しがあるって言うんだ

俺、また、家電かなんかの説明かなって思って

翔太 「後でもいいですか? 」

と、言ったんだ

いきなり殴られた!


翔太 「痛てぇ…」

尻餅付いた俺に
そいつ、また、殴り掛かって来たんだ

翔太 「何なんだよ!」

……

誰かが、そいつを止めたんだけど

俺、殴られる覚えがない


かなり、頭に来てたんだ

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